じゅんさい摘み取り体験は小舟に乗るだけでも楽しい!三種町のじゅんさい体験-前編

秋田県はじゅんさいの生産量が日本一です。国産のじゅんさいの9割が秋田県の三種町産だとか!そんな秋田県三種町だからこそできるじゅんさいの摘み取り体験、なんと取り放題でお持ち帰りできます。

青空の元じゅんさい沼に浮かべた小舟に乗っている様子ひとり1艘の小舟に乗ってじゅんさいを採る。

じゅんさいは、池や沼に自生するスイレン科の多年生水草です。夏のじゅんさい池・沼はハスのように水面いっぱいに浮葉が広がります。食べられているのは、水中に透明なぷるぷるぬるぬるがついている幼葉部分です。ひとつひとつ手で摘み取られます。 生のものが味わえるのは、6月~8月上旬頃までの短い期間のみ。強い味はなく、独特の風味と食感を楽しむ野菜です。じゅんさいは、現在は水質悪化により日本国内で採れる環境はほとんどなく、栽培農家も少ない貴重な高級食材です。

開いたじゅんさいの葉が水面を埋め尽くすじゅんさい沼の様子★開いたじゅんさいの葉が水面を埋め尽くすじゅんさい沼。じゅんさいは水深50〜80cmくらいの水域に生える植物。

きれいなじゅんさい沼の湖面、じゅんさいの葉の隙間からメダカが泳いでいるのが見える水がきれいなところにしか生息しない水生植「じゅんさい」その清らかな水の中にはメダカも泳いでいる。

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じゅんさい摘み取り体験

じゅんさいの摘み取りは秋田県山本郡三種町にあるじゅんさい農園で体験することができます。三種町は秋田市から車で1時間強ほどで、高速を使うと1時間弱と20分も変わりがないかと思います。電車で来ると、秋田駅から森岳駅まで約45分です。電車は1時間に1本程度しかないので要注意です。摘み取り体験ができるじゅんさい農園は三種町各地にあり、ほとんどは森岳駅から車で20分圏内のようです。

体験できる時期は5月~8月で、シーズン中は無休、6月が最盛期です。体験の料金は、大人1,800円、こども1,000円で、事前予約が必要です。体験は3時間までで、じゅんさいが採り放題です!少ししか取れなくてもお土産として事前にとってあったものを足してくれるので、お店で買うよりお得になると思います。
予約は観光情報センターで受け付けています。じゅんさいについてや体験できる農園など詳しくは『じゅんさいJAPAN』公式サイトをどうぞ。

じゅんさい摘み取り体験は早めに事前連絡をして予約を

私が初めてじゅんさいの摘み取り体験に行ったのは8月末で、もう収穫はほとんど終わった時でした。確か、体験に行く1か月前くらいに電話で問い合わせ、また体験前日に連絡をして農園の場所を聞く、という流れだったかと思います。ちょっとうろ覚えですが、事前連絡は早めにして、前日か当日に割り当てられた農園の場所を聞くという感じだったような。

体験のための沼もありますが、普通のじゅんさい農家さんのじゅんさい沼にお邪魔して採らせてもらうらしく、忙しいときもあります。近年人気も高まっているので早めに連絡しておいた方がいいでしょう。
問い合わせた時、観光情報センターの方が親切にいろいろ教えてくました。もうほとんど終わりかけであまりとれないかもしれないだとか、普通はどれくらいとれるだとか聞きました。

じゃらんでもネット予約できる

2018年に確認したらじゃらんでも予約できるようになっていました!(2018年7月現在)ポンタポイントが貯まる&使えるのでお得です。じゃらんで予約できるのは、『田舎ぐらし大学みたね』のじゅんさい摘み取り体験です。空き状況というか、開催日も確認できます。
ただし、じゃらんからの予約は、申し込んだ時点ではリクエストになります。申し込んでも即成立するわけではありません。申し込むと向こうから電話で連絡があり、しっかり日程を確認して、正式な予約の成立となります。

  • 開催期間:2018年06月01日~2018年08月31日
  • 場所:笹村農園※5人以上の場合、場所が里山志戸田園に変更になる可能性があり
  • 体験時間:3時間(営業時間9:00~16:00)
  • 料金は2,000円で、現地現金決済
  • じゃらんの予約はこちら

小舟に乗って、楽しいじゅんさい採り体験!

じゅんさい採り体験は、思っているより相当楽しいです!まず、小舟に乗るというだけでもわくわくします。最初は小舟を操縦することだけだけでも面白いアトラクションです。そしてなにより、じゅんさいを採るのにはまります!

じゅんさい沼・池まで

観光情報センターの人に紹介された住所をもとにじゅんさい農園を探し、わからなければ農園の電話番号を教えてくれているので電話をしてみます。ちょっとわかりにくいかもしれないので、約束した時間に着けるように、電話で連絡するといいでしょう。
私が初めて行った農園は、観光情報センターから車で約20分の『阿部農園』です。駐車スペースがあるので、車をとめ、農家さんにあいさつをします。『阿部農園』は、沼に摘み取り体験場と看板があり、体験しやすいようになっていました。

水内際に小舟が並べられ、沼の奥の方に体験場という看板が立っている阿部農園の様子水内際には小舟が並べられ、沼の奥の方に体験場という看板が立っている阿部農園の。けっこう大きい体験場だ。

じゅんさいの摘み取り体験をする前に準備すること

『阿部農園』は体験場のためか、小さい小屋があり、つばの広い帽子を貸し出してくれました。じゅんさい採りは夏なので、帽子や日焼け止めは必須です。
私は日焼けをしやすく、赤くなってやけどになるタイプなのですが、1時間ちょっとでじゅんさいを採るために出していた腕だけ焼けました。日焼けするとわかっていたので帽子、首にタオル、UVパーカーを着ていたのですが、沼に腕を付けるために腕まくりした部分だけ見事に真っ赤に!じゅんさいを採るためには肘より上くらいまでは腕まくりをして水につけることになります。肌が弱い人は特に、ウォータープルーフの日焼け止めをつけることをおすすめします。

じゅんさい農家さんの恰好。つばの深い帽子をかぶり、長袖長ズボンで船に乗っている様子プロの農家さんはこんな格好。帽子やタオル、UV上着はあった方がよさそう。肌を出す部分は日焼け止めも忘れずに!

いざ小舟へ!

じゅんさいを取る小さいバケツを受け取り、小舟に乗り込みます。最初に農園の方が乗って見せてくれて、一人の方が乗り込む小舟の後ろを支えてくれました。
小舟に乗り込む場所は乗りやすいように斜めになってはいるものの、最初はどきどきします。乗る前に説明や乗り方、乗る位置など教えてもらいますが、小舟というか、木でできた箱なのでうまく乗らないとひっくり返ります。

順四阿沼の水際で小舟に乗り込むところ。小舟の前の方に小さい腰かけがあり、そこに座っている様子小舟の前の方に小さい腰かけがある。底に座って前に体重をかける感じで乗る。

じゅんさい沼の水際で、小舟の後ろを人に支えられに乗り込む様子水際が斜めになっているので船を半分陸にあげて乗り込みやすいものの、仲間同士で支え合って乗り込む。

小舟の前の方には小さい腰かけがおいてあるのでそこに座り、足のところにバケツを置きます。後ろの方には重石が乗せてあり、どちらかというと前の方に体重をかける感じで乗ります。
小舟に乗っている棒を前の方から沼に突き刺し、引っ張るようにして進みます。棒が突き刺さるくらいなので、それほど深くはありません。深さは1m前後だと聞いたような。

この日は風が強かったので、かなり風に流されちょっと難しい日だったようです。岸から離れて早速流されました。底に突き刺した棒の手を緩めるとけっこう流されてしまいます。
最初は思うように動けず、勝手に流されて戻れなくなってしまうかもと思うと怖かったです笑。それでもこのスリルが面白いもので、小舟の操縦にちょっと慣れてくるともっと面白い!まず、じゅんさいを採ることより夢中になりました笑。

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