横手のかまくらで絶対見るべき!おすすめはミニかまくら~『横手のかまくら』中編

夜、火が灯った無数のミニかまくらがたたずむ横手南小学校校庭の様子

『横手のかまくら』について、実体験をもとに紹介します。

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『横手のかまくら』の楽しみ方

メインは何と言っても「かまくら」の中に入って交流を楽しむことです!メイン会場「かまくら」の中で地元の子どもたちが甘酒・お餅でおもてなしをしてくれます。「入ってたんせ、おがんでたんせ」と声をかけてくれるので、かまくらの中に入れてもらいましょう。
もてなしてくれるのは地元の小中学生です。(高校生もいるのかな)寒い中、交代でかまくらの中に入っているようです。学校の先生たちが寒い中外で見守りをしています。かけ声をかけるとき、女子は少し恥ずかしそうに、男子はすごく元気な声で「はいってたんせーーーー!!」と叫んでいる子もいました。
お客さんも最初は声をかけるのが恥ずかしいんですよね。なので、ちょっと「かまくら」の中に入るのを躊躇してしまって子供たちが頑張るんですが、それがまた少し緊張してしまうという笑。でも、恥ずかしがっていてもしょうがないので是非「かまくら」に入ってみましょう!

夜の横手城横のかまくらに、ろうそくに火が灯り水神様を祭っているのが見える横手城近くにあるかまくら。中のろうそくに火が灯り、水神様を祭っているのが見える。

かまくらの入り口には靴がおいてあり、中に先客がいる先客の方と譲り合ってかまくらの中へ。交流も楽しいひと時。

「かまくら」は水神様をまつる小正月行事です。もともと、「かまくら」は見て楽しむというものではなく、中に入って水神様を拝むものです。正面にまつられた水神様にお賽銭をあげ、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣などを祈願します。 中はけっこう広いもので、6人くらいは人が入れます。子供たち3人くらいが中にいて、火鉢を囲んで交流できます。火鉢で餅をあぶったり甘酒を温めたりしてもてなしてくれます。

かまくらの中で火鉢が赤々と燃えている様子かまくらの中の真ん中に置いてある火鉢で、もちをあぶり、あまえこ(甘酒)を温めておもてなしてくれる。

かまくらの中で火鉢を真ん中どんぶくを着た子供たちとの記念写真かまくらの中でどぶんくを着たかわいい雪ん子たちと記念撮影!

かまくらの中では同じ観光客の人との交流も面白いものです。先客さんにどこから来たんですかと聞いて子供たちも一緒に話が盛り上がります。前に行ったときは、横手出身で子供の時はかまくらのなかでもてなしをしていて懐かしいという方々と一緒に甘酒を飲み、秋田について語りました笑。また、遠くから来たという人とは、その地域の話題や旅行の話などに花が咲きます。
とはいえ、「かまくら」の中に入るために次の人たちが並んでいることもしばしば。話も盛り上がり、かまくらの中はあたたかいので名残惜しくありますが、ある程度で切り上げて、次の人と交代しましょう。最近は『横手のかまくら』の認知度や人気が高まり、混んでいて「かまくら」の中に入るまで外で待たないといけないかもしれません。順番を待つためにも、外のイベントを楽しむためにもとにかくあたたかい恰好で臨みましょう。特に、靴の中に入れるホッカイロはおすすめです!雪が降る可能性も高いので帽子もあるといいでしょう。

横手の方では甘酒のことをを「あまえこ」や「あまえっこ」と言います。『横手のかまくら』では至る所でこの「あまえこ」の無料ふるまいをしているので、ありがたくごちそうになりましょう。振る舞ってくれるところどころで「あまえこ」の味が違うので面白いですよ。体も温まります。

日程や内容など詳しくは横手市観光協会の公式サイトを要確認

時間や内容などはその年によるので、詳細は直接電話で問い合わせてみると良いでしょう。親切に教えてくれると思います。

この世のものとは思えない美しさ「ミニかまくら」

私が、『横手のかまくら』で最も素晴らしいと思ったのは「ミニかまくら」です。数年前に初めて『横手のかまくら』を訪れた時に見たのですが、本当にここはこの世かと思うくらいそれは美しい光景でした!

夜の横手南小学校校庭の火が灯ったミニかまくらの様子横手南小学校校庭。夜の火が灯ったミニかまくらは息をのむほど美しい。まるでこの世とは思えない光景。

プロジェクションマッピングが行われている横手南小学校校庭の様子初めてプロジェクションマッピングが行われた2015年の横手南小学校校庭。プロジェクションマッピング中なのでミニかまくら群の中に入っていくことはできない。

学生の時に奈良県の『なら燈花会』に行ったことがあり、あのときもきれいだなあと思いましたが、雪のしんとした寒さの中に広がろうそくの灯りが何とも言えません!
横手南小学校の「ミニかまくら」の中には子供たちのメッセージが書かれた紙が入っているので読んでみてください。温かい気持ちになれますよ。

「ミニかまくら」の会場

「ミニかまくら」は市内のいたるところで作られていますが、横手南小学校と蛇の埼川原で大規模な「ミニかまくら」が見られます。無料の巡回バスも出ていますが、『かまくら館』から歩いてもどちらも10分もかからないくらいなので歩いても行けます。途中、道々のかまくらを見たり、りんご飴や綿菓子などお祭りの屋台の通りを歩いたり、楽しいと思いますよ。ちなみに、横手南小学校から蛇の埼川原までは歩いて10分少しなので、全て歩いても回れそうです。横手城も回る場合、バスに乗るといいでしょう。

メイン会場の横手市役所本庁舎前道路公園(『横手市ふれあいセンターかまくら館』横の大きい通り)からミニかまくら会場のひとつ、横手南小学校までの地図

2015年には「ミニかまくら」会場の一つである横手南小学校で『横手のかまくら』初の3Dプロジェクションマッピングが行われました。正直、私は「ミニかまくら」と合わせてやるのははもったいないなあと思いました。プロジェクションマッピングを目玉に、横手のかまくらにたくさんの人が集まるのは嬉しいことですが、人気のないしーんとした空間は何とも言えない雰囲気がありました。
あの静寂の中に無数の火が灯る「ミニかまくら」の幻想的な風景が忘れられないほど素晴らしかった!3Dプロジェクションマッピングはわくわくして面白いものですが、あの風景も残しておいてほしいと思いました。
私が行ったときは、初の3Dプロジェクションマッピングということで、かなりの人出ででした。1回15分で、入れ替え制で見られるのですが、けっこう並んで寒かった記憶があります笑。並んでいる途中、甘酒の無料振る舞いがあり嬉しかった思い出もありますが^^

おそらく桧木内の桜と思われる風景がプロジェクションマッピングで映し出された横手南小学校とミニかまくらプロジェクションマッピングでは秋田の名物や観光名所などが映し出された。

ミニかまくらと横手南小学校に大きな月がプロジェクションマッピングで打つしだれている様子2015年の初めてプロジェクションマッピングが行われた横手南小学校とミニかまくらのコラボレーション!

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『横手かまくら・ほっこり横丁』横手やきそばやきりたんぽなどのご当地グルメを楽しむ

『かまくら館』前にご当地屋台の特設会場があり、横手やきそばやきりたんぽなどをテントの中で座って食べることができます。テントの中はけっこう混んでいるので頑張って席を確保しましょう。地元の方がやっているお店やお土産など、地元感あふれる屋台が魅力です。

目玉焼きが乗り、福神漬けが添えられている横手やきそばと横手かまくら・ほっこり横丁のお楽しみ大抽選会補助券横手と言えば横手やきそば!目玉焼きが乗り、福神漬けが添えられている。横手かまくら・ほっこり横丁のお楽しみ大抽選会の補助券をもらえた。

秋田のご当地グルメの味噌きりたんぽ、きりたんぽ鍋、納豆汁ほっこり横丁では秋田のご当地グルメが味わえる!写真は味噌きりたんぽ、きりたんぽ鍋、納豆汁。

横手やきそばやみそ焼ききりたんぽ、稲庭うどんという定番中の定番もさることながら、おすすめは納豆汁です。寒い中食べる納豆汁は最高ですね!あたたまりますので、もし見つけることがあったらぜひ食べてみてください。
岩手県釜石観光協会提供のホタテ浜焼きの無料振る舞いもあります!プレイベントも併せて4日間、12:00~と18時~の2回あるようです。行列ができるのでお早めに。私は観光の予定を詰めていたので並ぶことができませんでした笑。このホタテの無料振る舞い、私が行ったここ数年間は毎回見ていますが、毎年あるものなのだろうか…?

お土産には『豆富カステラ』を

屋台群には『豆富カステラ』も売っています。『豆富カステラ』は横手の郷土菓子ですね。横手市外の秋田県民にはけっこう浸透している食べ物ではないでしょうか。私のうちではたまに食卓で並びました。
横手に来たので、本場の味を家族や知り合いにお土産としておすすめです。こういうローカルフードは、スーパーに売っているくらい浸透していますが、現地のお店で作っていてここでしか手に入らないものもあるので嬉しいですね。

横手やきそばは、横手のご当地グルメです。第4回B-1グランプリin横手でゴールドグランプリを受賞!太くて真っ直ぐな角麺(ゆで麺)に、具はキャベツと豚ひき肉。上に目玉焼きと福神漬けが乗っているのが特徴です。 終戦直後、横手市の屋台のお好み焼屋さんが、お好み焼きに使う鉄板を利用した新メニューを考えたことが始まりと言われているようです。
屋台で横手やきそばを見かけたら、黒と黄色の『横手やきそば暖簾会』のやきそばがおすすめ!『横手やきそば暖簾会』は、横手やきそばを全国にPRし魅力向上すべく作られた民間の組織で、本場横手・平鹿地域の焼きそばを提供する店が集まっている。

『豆腐カステラ』は秋田県南部の郷土料理です。豆腐をカステラ状にしたお菓子です。『豆富カステラ』はもともと、料理自慢のおばあちゃんが作っていた家庭料理だったようですね。
秋田県、特に県南では砂糖をよく使い、甘い食べ物が多いですが、この『豆富カステラ』もその一つですね。腐カステラ』は甘くて、秋田県民には親しみ深い味です。

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