横手のかまくらの日程、会場、駐車場など要チェック!かまくら紹介~前編

夜、火が灯ったかまくらとライトアップされた横手城

『横手のかまくら』について、実体験をもとに紹介します。

『かまくら』、と聞けば秋田の人なら横手!とピンときますよね。秋田を知らない人でもきっと雪でできたドームを思い浮かべられることと思います。それくらい、『かまくら』の存在は世の中に浸透しているものでしょう。しかし、どこでどんなことをする行事なのか、秋田県民以外の人はほとんど知らないのではないでしょうか。秋田県民でも、地元の人以外は行ったことがなくてよく知らないという人も多いかもしれません。寒いし横手は遠いし…と思うかもしれませんが、雪国の雪まつりはいいものですよ!今年は横手の『かまくら』に行ってみたい!と思えるように、体験談を交えて紹介します。

雪で作った家(雪洞)のことをいう『かまくら』は、横手以外にも秋田県内や新潟など雪国の伝統行事です。秋田県内には、『横手のかまくら』の他にも、美郷町の竹うちで有名な重要無形民俗文化財『六郷のカマクラ』、角館町の市指定無形民俗文化財『火振りかまくら』、秋田市の『楢山かまくら』などがあります。

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『横手のかまくら』の日程

『横手のかまくら』は約450年もの歴史ある小正月行事です。毎年2月15日、16日に行われます。日付固定なので、土日が休みの場合、遠方から遊びに行くのは少し難しいかもしれません。しかし、2016年は15日(月)16日(火)だったため、土日にもイベントをやっていました。15日16日の前2日間でプレイベントをやるようです。ただし、本番ではないので、15日16日と同じ内容ではありません。例えば、2016年は2月13日(土)14日(日)にプレイベントがあったのですが、私が一番楽しみにしてたミニかまくらはありませんでした…お目当てのイベントがいつどこでやるのかしっかりチェックして出かけることをおすすめします。
2017年はなんと15日(水)16日(木)なので、土日休みの人には絶望的ですね…プレイベントもその前日2日間13日(月)14日(火)なので…しかもミニかまくらは本番しかやらないようです…ショックすぎる…

『横手のかまくら』の会場

横手のかまくらのメイン会場である横手市役所本庁舎前道路公園の様子横手のかまくらのメイン会場である横手市役所本庁舎前道路公園。中に入ることができる大きいかまくらやミニかまくら、雪像もある。

メイン会場と横手城

メイン会場は、横手駅から徒歩約10分の横手市役所本庁舎前道路公園(『横手市ふれあいセンターかまくら館』横の大きい通り)です。もうひとつ大きな会場として、横手城址の『横手公園』があります。
横手公園には横手城の再現があり、展望台になっていて、市内が一望できます。横手城をバックにしたかまくらの写真が有名です。メイン会場の『かまくら館』付近から徒歩だと30分くらいかかりますが、無料の巡回バスが『かまくら館』から出ているのでぜひ見に行ってみてください。
ちなみに、2016年のプレイベントでもこの2会場は『かまくら』のもてなしや屋台などがありました。
他にも、二葉町かまくら通りでは民家の軒先にかまくらが並びます。普通の家の前にかまくらがあるというのは、地域の行事というリアル感があっていいですね。

メイン会場の横手市役所本庁舎前道路公園(『横手市ふれあいセンターかまくら館』横の大きい通り)から横手城公園までの地図

『横手公園展望台(横手城)』の入館料は100円で、『ふれあいセンターかまくら館』、『後三年合戦金沢資料館』、『石坂洋次郎文学記念館』合わせて4館共通入場券となるのでお得です!

蛇の崎川原、横手南小学校校庭、横手駅前から光明寺公園など

市内一円でミニかまくらがあるので見つけてみてください。特に、蛇の崎川原と横手南小学校校庭ではたくさんのミニかまくらが見られる会場です。夜にはかまくらの中のろうそくに火が灯り、それは素晴らしい光景が見られます。ミニかまくらは私の一番のおすすめです!

バケツ1つ分ほどの大きさのミニかまくらに火が灯った様子子供たちが学校の校庭に作ったミニかまくらは、バケツ1つ分ほどの大きさ。2/15、2/16の夜には火が灯る。

とても幻想的でまるでこの世とは思えない幻想的な夜の火が灯った横手南小学校校庭のミニかまくらの様子とても幻想的でまるでこの世とは思えない光景の横手南小学校校庭のミニかまくら。

雄物川町の『雄物川民家苑木戸五郎兵衛村』、『羽黒町武家屋敷通り』

雄物川町の『雄物川民家苑木戸五郎兵衛村』では、かまくら撮影会が行われます。江戸~大正時代のかやぶき民家4棟が移築、復元した市指定有形文化財であるかやぶきの古民家は、情緒あふれる横手の昔ながらの風景でかまくらの撮影ができます。
『羽黒町武家屋敷通り』も武家屋敷街としての趣きがあり、良い撮影スポットです。ミニかまくら会場の横手南小学校から横手城公園とは反対方向に徒歩で5分くらいなのでちょっと寄っていきたいところです。

よこてイーストにぎわいひろば

横手駅前にもかまくらや雪像が作られています。子供たちが雪の滑り台で遊んでいたような。恋人たちの聖地の名の通りハートなどカラフルな電飾が夜を彩ります。

横手駅前の横手イーストにぎわい広場にできた2016年のシュレックの雪像は、雪不足でちょっと溶け気味。横手駅前の横手イーストにぎわい広場にできたシュレックの雪像(2016年)。2016年は雪不足でちょっと溶け気味。

横手イーストにある横手黒毛和牛・シルクポーク100%のご当地バーガーと、ナガハマの豆100%のおいしいコーヒーが味わえるブリスコーヒーの外観横手イーストにあるブリスコーヒー。横手黒毛和牛・シルクポーク100%のご当地バーガーと、ナガハマの豆100%のおいしいコーヒーが味わえる。

駐車場

秋田市から横手は車で1時間半ちょっとくらいです。高速を使っても20分くらいしか変わらないのでした道で来ても十分ですね。秋田に住んでいれば、どこかへ遊びに行くのに1時間半くらいであれば、普通だと思いますが、『横手のかまくら』は冬なので注意が必要です。とはいえ、雪深い地域ほど、除雪がうまいので道は心配するほどでもないかと思います。私も実際何度か冬に走ってみて、案外大丈夫だと思いました。もちろん、ホワイトアウトやスリップなどもありますので、十分注意して時間に余裕をもって出かけましょう!
『横手のかまくら』に来る前訪れる際、無料の駐車場で便利なのが、会場まで徒歩約10分の駅前の横手イーストと、メイン会場に一番近い『かまくら館』です。『横手のかまくら』は、昼間にもかまくら作り体験などのイベントがありますが、18:00からが本番なので、夜になるにつれ混んでいきます。昼間くらいからであれば近い駐車場に止められる可能性はあると思います、近くの昼夜場は早くいかなければとめるのは難しそうです。
私の経験上、2016年のプレイベントで日曜の昼頃に『かまくら館』にとめられましたが、その年は雪が少なく、雨が降っていたというのもあるかもしれません。もう数年前は、夜に横手イーストに運よくとめることができましたが、2016年は満車で無理でした。『横手のかまくら』もどんどん人気が高まっているようで、年々来場者が増えているようです。駐車場争奪戦にはなりますが、嬉しいことですね!

横手市立体育館の地図

巡回バス

会場近くの駐車場にとめられない場合、横手体育館にとめるといいでしょう。期間中、主要会場を巡回する無料のバスが20分間隔で出ています。横手体育館からメイン会場までは、無料の巡回バスで約10分です。乗り場の目印に大きいバルーンライトが出ています。ふぐとかだったような。笑

運行時間は、15日16日が土日になるかどうかなども含めその年によって違うと思いますが、午前中からバスが出ている日だと9:00~21:00頃、午後から出ている日だと13:00~21:00頃のようです。バスの最終便の時には、会場のスタッフが声をかけてくれますが、時間には気を付けてください。
バスの時間や乗り場など詳しくは公式サイトでよく確認してください。
ちなみに、2016年はプレイベントでも、プレイベントがある会場をつなぐバスが出ていました。土日なので、プレイベントでもにぎわうので近くの駐車場にはとめにくいと思います。バスがあると便利ですね。

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